京都駅の夜



郵便局に行った。
速達こんな高いって知らなくて、速達8通分に持ってるお金足りなかったの。
そしたら隣のおじさんが「足りないの?」って言って財布出してくださったから
「嗚呼、親切な人もいたもんだ」と思ったら、おじさんったら

「あとで二人でちょっと遊ぼうか」
なんて言って1万出すのさ


びっくりしておじさんのことまっすぐ見つめたら
郵便局員の人が
「お嬢ちゃんお金おろしてきなさい」って言って
おじさんと私をひっぺがしてくれた


なんか、頭が混乱して、
今日は特別へとへとで、

何日も自分と向き合っていたから
まわりのことが見えなくなってたんやけど


京都駅の地下へ行くと
しばらく見ないうちに春物に変わってて
沓掛とのギャップを感じました

てろてろの布の服をだらだら触りながら
ほんとにぼーーーっとして歩いてて
顔あげたら鏡があった

真っ赤なコート着た
疲れた顔のぼさぼさ頭の小人が
鏡にうつるわけです。

なんかよくわかんない格好だし、
汚いし、明らかに疲れ果ててる。

周りはこんなにキラキラしてて
春模様なのに

素敵なヒールをつまんで戻す作業を
繰り返すわたしはなんなんだろーか、はて。


不細工なカップルがスタバでいちゃついてる
おばさんの集団がリプトンのケーキ買い漁ってる
葬式帰りのお母さんとちっちゃい子供
子供に喪服の意味あんのかね


なんなんだこれ
すっごいおいてけぼりの気分

混ざりたいね、なんならその
不細工な君たちにまざって抹茶フラペチーノ飲みたいね




ミニスカートのお姉さん
高いヒール
わたしもそれ 穿きたい今すぐ
こんなわけわかんない格好してんもん
どーでもいいけど






今日めっちゃ寒い